VS Code の Remote Container で Docker を使う
こんにちは、切口太郎です
VS Code Remote Development の拡張機能 を実際に動かしてみます。
今日は、VS Code remote Container 機能を動かしてみます。
Docker のイメージファイルを Docker Hub から落として、拡張機能でビルドして接続します。
Docker の環境をローカルマシンのように、VS Code から操作できるようになります。
この機能は、VS Code が動作しているマシンで Docker が動いている必要があります。
VS Code remote development 公式サイト
VS Code Remote Container で動作する 開発環境のDocker Image は、言語別にマイクロソフトが用意しています。
用意された Docker Image には、Python もありますね。
こちらを使ってみます。
検証は、VS code と同じマシンでdocker サービスが動作していないとダメなので、Windows 環境で動かそうとすると、Docker for Windows が必要です。
ただ、今使っているノートPCの Windows は、Windows10 Home です。
これだと、Docker for Windows が動かせませんので、仮想マシンを動かして Ubuntu 18 で VS Code Remote Container の拡張機能を使用します。
仮想化環境で Ubuntu のインストールはネットにたくさんあったので省略します。
1 マイクロソフトの Docker Image をダウンロードする
ubuntu 18 には、git 2.x の2系バージョンがインストール済みです。
ログイン後、ホームディレクトリーで下記のコマンドを入力して下さい。
以上で完了です。
2 ubuntu に VS Code をインストール
公式サイト https://code.visualstudio.com/download から linux 版をダウンロードします。
ubuntu にインストールする場合 .dev アーカイブを選択します。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックする。
ubuntu のパッケージマネージャーが起動します。
「インストール」ボタンクリックすると、インストールを開始します。
インストール後、 VS Code を起動します。
3 拡張機能 Remote Development をインストール
VS Code が起動したら、VS Code の日本語化拡張機能をインストールしておきます。
日本語化拡張機能のインストールの方法は、過去記事を参照して下さい。
日本語化ができたら、Remote Development の拡張機能をインストールします。
① 拡張機能アイコンをクリックします。
② 検索ボックスから、「remote development」を入力します。
③ Remove Development の拡張機能ペインが表示されますので、「インストール」をクリックしてインストールします。
必要な拡張機能も一緒にインストールされます。
Remote Development の拡張機能をインストールすると、関連する他の拡張機能も自動でインストールされます。
白枠の部分も一緒にインストールされました。
次に、Remote Container 拡張機能を使用します。
白矢印のブルーの部分をクリックします。
コマンドパレットが開きます。
検索ボックスに、「remote container 」と入力して、[remote containers: Open folder in Container...」を選択します。
GitHubから clone した、マイクロソフトの Python イメージのフォルダーを指定して、[Open] ボタンをクリックします。
コンテナーのビルドが始まります。ちょいと時間がかかります。
利用しているマシンにもよりますが、coreI5 のノートPCで 5分程度かかりました。右下のインストール中のメッセージが消えるまで、待ちます。
ビルドが完了すると、コンテナーの中身が参照できます。
flask を利用した web アプリケーションのようですね。
docker images コマンドででリストをみました。
vsc-vscode-remote-try-python-c2d9b7627b6a3f6edd9611df7cbc5235 が、今回入れた docker Container です。
Docker のコマンドを操作しないで、簡単にビルドをしてくれました。
以上です。
これだけで、VS Code から Docker コンテナーに接続して操作できるようになります。
4 まとめ
これは、すごく便利ですね。
操作をしたマシンのOSが、Windows10Home なので、Docker for windows が利用できませんでしたが、Windows 10 Pro であれば、Virtualbox や vmware を使用せずに、Linux 環境の開発ができそうです。
さすがに、今使っている ノートPCで、仮想化環境を動作させるとちょっと遅く感じます。
Windows10Home をバージョンアップすれば、Docker for Windows が利用できるようになるので、Windows 10 Pro にバージョンアップを予定しています。
Docker は、これから本格的な旬を迎えそうです。
これで軽いノートPCを持って、自電車で日本一周ノマド生活が遅れそうな予感がしてきました。
さすが マイクロソフトです!
この拡張機能、これからのバージョンアップが楽しみです。
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