Hyper-V で Docker Desktop for Windows を使う(その1)


こんにちは、切口太郎です。

前回は、仮想環境に Ubuntu18 をインストールして、Ubuntu18上で VS Code Remote Container の拡張機能を試してみました。
十分に使えるレベルの体験をしたのですが、やっぱり windows 10 で VS Code を動かしてみたいもんです。

Linux 系の GUI は X-windfow ベースなのでどうしても、VS Code を動かすと MAC や Windows と違ってフォントを含めた全体のGUIバランスがなんとなく悪いです。
日本語入力ももう少しな感じですし、仮想化環境を起動するにも時間がかかります。
ノマドはバッテリーを消耗するスリープでの運搬には非対応です。

そしてノマドするんだったら、薄型で 1Kg を切るノートPCを使いたいです。重いPCだとノマドするまでに、筋トレが必要になります。
なんかマッチョのノマドってちょっと違いませんか?
重いPCは、衝撃を強く受けるの運搬には気を使いそうですし。

旅行に行くような電車の社内で「世界の車窓から」的な雰囲気でコーディングがしたいです! 新幹線で重いPCを開いてコーディングしていると、出張先に行くのに間に合わずに焦って仕事をしているサラリーマンそのもので、ノマドらしくありません!

という、偏った理想から、Hyper-V を使って、Docker Container for Windows を起動して Windows から VS Code を使ってコンテナーに接続してみます。
Dockerはメモリーの消費が少ないので、16G も搭載したPCを利用する必要がありません。

8G搭載の薄型PCでSSDと Wifi 積んでいれば十分です。 Hyper-V が動けばかなりハードウエア的にはリーズナブルな価格で手にはいります。


実際に Winddows 10 Pro を購入する前に、Windows 10 Enterprise (試用版)をインストールして Hyper-V + Docker for Windows で快適に開発ができるか試してみます。

ノマドPCを購入するときに、Windows10Pro のものをカスタマイズ購入したほうが、価格がものすごく安いです。普通に購入すると、28,000円ほどします。
PC購入時にカスタマイズで windows 10 pro にすると、+8,000円 ほどで購入できます。

購入前に、Hyper-V環境で、Docker for Windows がちゃんと動作するか試してみます!
Hyper-V は Windows純正の仮想化環境ソフトで、Windows Server の他、ディスクトップ版では、Windows 10 Professional / Enterprise Edition で利用できます。

Windows 10 Enterprise 評価版のダウンロードとインストール

まずは、マイクロソフトの公式ホームページから評価版のISOをダウンロードして、DVD か USB へ焼きます。



評価版は90日有効ですが、この評価版は製品版にアップグレードできません。
どうしてかっていうと、Windows10 Enterprise は企業向けのOSなので、一般には販売していないからです。

と言うわけで、いろいろなソフトウエアをインストールしてしまっても、90日過ぎると使えなくなるので、評価後はWindows10Pro をあっさりと購入したほうが幸せになれます。


インストールは、普通の Windows 10 Home と同じです。

違うところは、ユーザーのアカウントを作成するときに、Windows アカウントを利用できません。

「組織のアカウント」という、Windows Server で運営している Active Directory のアカウントでしか認証ができないようになっています。(法人向けですからね)
アカウントは、ローカルアカウントで作成する必要があります。

それ以外は、普通にインストールできます。

次回は、インストール後の Hyper-V の設定から始めます!


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