VS Code SSH でリモート開発(その1)
こんにちは、切口太郎です。
VS Code Remote Development の拡張機能 を実際に動かしてみます。
今回は、VS Code remote SSH 接続機能を動かしてみます。
ページが大きすぎたので、2回に分けます。
今回は第一回目で、Ubuntu で VS Code SSHリモート開発を行うための前準備と、Windopws の VS Code から、Ubuntu へ接続する迄です。
VS Code の Remote Development 拡張機能の remote ssh 接続を利用して、リモート側のリソースを VS Code で直接操作できます。
この機能は、リモート側のソースファイルを ローカルの VS Code で編集したり、プログラムの実行やデバックなどが、ローカル環境のように行うことができます。
ローカル側には、開発環境やソースコードを用意する必要はありません。
リモート側はのマシンは、vmware による仮想マシンを利用します。
仮想マシンで動かすOSは、ubuntu 18 を使用します。
Local と Remote の接続には、 Host Only Adapter を使用します。
1 SSH用の固定アドレスの確認
仮想マシンのIPアドレスを固定にするために、Host Only Adapter に固定アドレスを設定します。
アドレスの設定は、仮想マシンの ubuntu から行います。
ネットワークアイコンをクリックすると、設定用のダイアログが表示されます。
クリックすると、有線設定のメニューが表示されます。
有線設定のメニューをクリックします。
ネットワーク設定パネルが表示されます。
ens38 の部分の歯車アイコンをクリックします。
有線設定ダイアログが表示されます。
ダイアログの 「IP4」タブをクリックすると、IPv4の設定画面が表示されます。
IPv4メソッドの「手動」をクリックして、アドレスが入力できるようにします。
アドレスの部分に固定アドレスにしたい値を入力します。
入力が完了したら、「適用」をクリックして設定を保存します。
一応、ネットワーク設定が反映されているか確認します。
端末を開いて、IPアドレスの確認をします。
IPアドレスが設定されていればOKです。
2 SSHサービスの起動確認
次に、SSHサービスの確認をします。
端末から、次のコマンドを入力します。
systemctl status ssh
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Activeの表示が、active(running) になっていれば SSH サービスが動いています。
インストールされていない場合には、インストールされていない場合には、インストールします。
sudo sudo apt-get install ssh
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インストールが完了すると、SSHサービスが起動します。
もし、active になっていない場合には、次のコマンドでSSHサービスを起動します。
sudo systemctl start ssh
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3 Anaconda のインストール
Anaconda をインストールします。
Anaconda のインスールモジュールを https://www.anaconda.com/distribution/ からダウンロードします。
Linux 版の 3.7 をダウンロードして下さい。
次のファイル名でインストールファイルがダウンロードされます。
Anacnda3-2019.03-Linux-x86_64.sh
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(ファイル名の日付の部分はダウンロード時期により変わることがあります)
このファイルを実行してインストールを行います。
端末を起動して、下記のコマンドを実行して下さい。
bash Anacnda3-2019.03-Linux-x86_64.sh
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初めにライセンスの表示を行い、インストール先の指定後にインストールを行います。
4 VS Code 拡張機能のインストール
ローカル側の VS Code のインストールは、こちらを参照して下さい。
vscode の拡張機能で、remote development をインストールします。
① 拡張機能アイコンをクリックします。
② 検索ボックスから、「remote development」を入力します。
③ Remove Development の拡張機能ペインが表示されますので、「インストール」をクリックしてインストールします。
必要な拡張機能も一緒にインストールされます。
白枠の部分も一緒にインストールされました。
5 SSHの接続先情報を作成
拡張機能のインストールが完了すると Remote Development の新しいアイコンが表示されます。
クリックして、connection を新規に作成します。
ホストのあとに表示する接続名、HostName のあとに、ホスト名かIPアドレスを入力します。
IPアドレスは、仮想環境で固定IPに設定したアドレスを入力します。
User のあとに、Linux のユーザ名を指定します。
作成したコネクションをクリックするとめでたくUbuntu のリモートへ接続ができます。
パスワードは、接続する毎に入力します。これは、セキュリティのためかもしれませんが、試した限りではパスワードを保存できませんでした。
リモートへ接続が完了しました。
ターミナルが、Ubuntu の端末表示になっています。
次回は、リモート接続環境での Python プログラムの作成と実行、そしてリモート環境の Git ファイルを ローカルの VS Code で編集して VS Code でコミットできるのか確認します。
では・・・
では・・・
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