VS Code SSHでリモート開発(その2)



前回 https://kirikutitarou.blogspot.com/2019/07/vs-code-ssh.html は、仮想マシンの Ubuntu18 に、Windows の VS Code からSSHでリモート接続を行いました。

今日は、VS Code でのプログラム編集とプログラム実行、GIT による変更ファイルのコミットを リモート操作で行ってみます。


ターミナルでディレクトリーリストを取ってみました。


確かに、リモートの ubuntu の内容が表示されています。


フォルダーを開くをクリックしてみます。
フォルダー選択のダイアログが表示されたので、OKを押します。




エクスプローラーに、先程指定したディレクトリーの内容が表示できました。

一番下の、thread.py ファイルをクリックして表示します。




ソースプログラムが表示できました。

6 リモートプログラムの実行

表示しているソースファイルを実行しています。
実行は、Control+F5 で行います。



Control+F5 を押したら Python Interpreterがなかったので、「その他」を押して、拡張機能の一覧を表示します。
Python 拡張機能のところに、「インストール on SSH ubunt...」と表示されています。

どうやら、リモート側にも拡張機能のインストールが必要なようです。
リモート側には、VS Code をインストールしていないのですが、できるのでしょうか?


インストールは無事に完了しました。

もう一度、Control+F5 で実行をします。



今度は、Python のインタープリターを選択するメッセージが表示されました。




Ubuntu にはもともと、Python 3.6.8 がインストールされていたようです。

Anaconda を選択しました。


おー!
完璧に動きました。
これで、VS Code でリモートデバッグもできます!
恐ろしく良くできていますね。完成度が無茶苦茶高い感じです。




7 リモート操作でのGITへの接続

リモートのGIT 管理ファイルを VS Code を使ってコミットできるのでしょうか?

Git server から、クローンします。



クローンしたファイルに1行追加しました。
修正ファイルが1つ確認できます。修正箇所も差分表示ができています。




コミット操作をします。
コミットメッセージの入力ダイアログが表示されました。コミットメッセージを入力してコミットします。


コミットできました!
未反映数が0になっていて、差分もありません。


ログを確認してみます。
コミットができています。



8 まとめ

Remote SSH 接続は、かなり完成度が高いです。
ソースの修正やスクロールもローカルの VS Code 上で行うので速度遅延もありません。
接続には、少し時間がかかりますが(数秒)、その後はファイルの表示速度も実用上全く問題の無いスピードです。
プログラムの実行や、修正ファイルのGITへのコミットもできます。

この環境があれば、Python のリモート開発はできます。

さすがマイクロソフト!


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