VS Code リモート開発


こんにちは、切口太郎です。

マイクロソフトから VS Code 用のモート開発拡張機能の正式版がリリースされました。

リモートによる開発は、在宅ワークなど昔から話題には出ていますが、実際の開発の現場(特に日本企業)は、こんなタコ部屋感が高い環境で開発のお仕事しています。





特に都内は地価が高いために、限られたスペースで大量の開発人員を詰め込むために、ほぼ、満員電車状態です。

リモートアクセスでの開発については、いろいろありますが、本格的に導入するとかなり資金がかかります。
そのためか、導入は一部の限られた人だけというのが現状です。

今は、AWSを利用した開発も多くなりましたので、リモート開発もできるようになっているのですが、どうも普及していませんね。
大きな開発では、地方の支社の人が単身赴任で東京に来て、タコ部屋で働いています。
どう考えてもコスト的に高くつくとは思うのですが、なんでなんでしょうね。

このあたりの詳しい裏事情をご存知の方がいらっしゃったらご教示ください!

話を戻して、開発者としての理想はこんな感じです。



ソフトウエア開発に従事する人は、みんな「リモート開発」のキーワードに大きな期待を寄せています。
私もそんな人間の一人です。

そこで、普段利用しているVS Code でリモート開発ができるということで、前のめりな興味が湧いています。


マイクロソフトの公式リリースは、このURLです。


期待で胸がいっぱいになりそうです。
VS Code は、無料で提供されているIDEなので、リモート環境を実現するにはサーバー側のコストだけで済みます。
これだったら、高コストのVDIなどと違ってわりと実現しやすいように思えます。

さて、期待のVS Code リモート開発拡張機能は、次の3種類があります。

VS Code Remote Development の拡張機能
1
VS Code Server
VS Code Server をインストールしたサーバマシンを複数人で共有できる。
クライアントには、VS Code 自体をインストールする必要がなく、ブラウザーで開発できる。
ソースや開発環境は、すべてサーバー側を利用する。
クライアントマシンには、ブラウザーのみ必要になる。
2
Remote SSH
SSH サーバー機能を可動できるマシン(リモートホスト)に、VS Code クライアントで接続してリモート開発ができる。
ソースや開発環境は、すべてサーバー側を利用する。
クライアント側のマシンには、VS Code のみインストールする。
3
Remote Container
Dockerが起動しているマシンで、Docker イメージから VS Code が直接ビルドして Docker のリソースをローカルリソースのように VS Code で操作できる。
クライアント側には、VS Code と Docker がインストールされている必要がある。
サーバーは、GITHUB など、Docker イメージを取得できれば良い。

1と2は、開発中に常時接続が必要で、3は Docker イメージを更新する時に接続します。

お手軽なのは、1と2です。
サーバーに常時接続する必要があるので、AWSを利用するにしてもちょっと金額がかかります。
3は、今、流行りの方法で、Docker イメージを作成すれば、開発者が1000人いようが、ローカルでも同じ環境で開発できるようになります。
開発用サーバーが必要無いので、コストもそれほどかかりません。ソース管理用の GIT と Docker メンテナンス用の DockerHub があれば良いので、やればコスト0円でも可能です。

どの方法でも、とても快適なリモート開発環境が実現できそうです。
3つともどんなものか実際にやってみましょう!

次回は、VS Code Server を動かしてみます。

コメント

このブログの人気の投稿

Hyper-V で Docker Desktop for Windows を使う(その2)

Python の命名規約 - ネーミングルール

VS Code で Hyper-V + Docker Desktop for Windows